【就活 体験談part2】~ひらけ、キャリア支援課の扉~
化学研究職志望の就活生が自信を取り戻すまでの過程を記します。参考になれば幸いです。
前回までのおさらい ~ピレンの状態~
前回の記事はこちらです。
・本命2社連続最終で落ちる
⇒ピレン実はストイックで自信があった。しかし培った自信は全て失う。それでも頑なに曲げない大企業への執着心
・メンタルおかしくなり、面接対策として、もとの話し方がおかしいわけではないのに「話し方を変える」を実践
⇒落ち着いた話し方をしなければいけないという妄信に駆られていた。結果、従来ハキハキした話し方は失われ、亀のようなノロマテンポ話し方を習得。数少ない取り柄の明るさを失い、ただの第一印象コミュ障にクラスチェンジ
過去のピレンに贈る言葉:これは人事も採用したくない
不毛な弾数補充
選考が進んでいる企業が少なくなってきたので弾数補充に勤しんだ。プライドが邪魔してとにかく大企業しか考えられなかったピレン。ここでついに化学職以外のIT系にもいっぱいESを出した。IT系でやりたいことなんて何も考えてなかったけど、それでも大企業が良いんだ。他にも機械・電気系も出しました。
ついに自分の軸の化学研究職で人々に役立ちたいといった軸も失った。もはやアイデンティティは何も残っていませんでした。
過去のピレンに贈る言葉:あんなに化学好きだったのになあ、おまえ
眠れない日々
まあ、不安で眠れなくなりました。こんなに就活がつらいなんて予想してなかったなあ
過去のピレンに贈る言葉:夜中の3時くらいに一人でうわーーって言ってたよな
キャリア支援課を見つけた
何気なく大学の廊下を歩いているときにキャリア支援課の看板を見て、ああ、そんなのあったっけ、と思い出しました。
ただ、キャリア支援課を使う人は、自分の周囲(理系の間)では非常に少なかったです。どっちかというと文系の人は進んで利用するイメージがあるんですよね。
自分の中のキャリア支援課の印象は、
・使うと負けた気がする
・使うと周囲の人にばかにされる気がした
・時間の無駄じゃない?自分で調べた方が早くない
といったような感じでした。
こんな事を考えていたから、今までキャリア支援課を活用しませんでした。ただ、背に腹は代えられない。勇気を出してキャリア支援課の扉を開いた。
この扉を開くときは、まるで病室のドアを開くような気持ちだったことを覚えています。
過去のピレンに贈る言葉:ファイト~
キャリア支援課って?
就活の悩み相談、ESの書き方、面接の練習・コツなど、本当に幅広くやってくれる就活生の強い味方がキャリア支援課です。
自分にとって必要なのはとにかく面接。面接の練習。
驚いたことに面接の練習をしてくれるキャリア支援課のアドバイザーがめちゃくちゃ豪華だったのです。
・心理学専攻し、数々の就活生の面接をアドバイスし続け述べ1000人以上見てきた人
・人事として数多くの就活生と面接し、その後外資企業等を経てアドバイザーの仕事に就いた人
・一流商社、銀行を勤めた後独立してアドバイザーになった人
面接って、大学の先輩とか色々な人にアドバイスを求めても、結局その人たちが言ってることってどれくらい正しいかわからないじゃないですか。就活生の性格、人事の性格、志望する業界、景気、などなど求められるものがそのときそのときで変わるんですよ。だからどれだけアドバイスを受けてもよくわからないというか、心から信じられないんです。自分の場合は。それ、本当に正しいの?って。
でも、このアドバイザーの方は非常に多くの就活生を見てきた人ばかり。
なんかこの人たちが言うことなら間違いないって納得できるんですよね。本当に色々聞いて、面接に対するもやもやした気持ちがすっと晴れました。
しかも嬉しいことに「君なら絶対に大企業に入れるよ」とまで言ってもらったんですよね。
過去のピレンに贈る言葉:お前気分屋だからな、これが一番薬なんだよな
まだまだ続くよ、キャリア支援課の魅力
ピレン、3人くらいのアドバイザーと面接練習したんですよ。もう本当にためになって、面接の方針も定まって自信もとりもどせて。でもキャリア支援課はまだまだ終わらない。
ピレン「いやあ、自分最終面接苦手なんですよねえ」
キャリアアドバイザー「あ~、じゃあ最終面接の練習しようね」
ピレン「はい!ありがとうございます!!」
キャリアアドバイザー「企業の重役を呼ぶね」
ピレン「え?」
キャリアアドバイザー「企業重役2人と最終面接練習だね」
ピレン「」
なななななななんと!!
これにはすごく、驚きました。企業重役をこんなに簡単に呼んでいただけるとは。しかも日程もすぐだったんですよ。フットワーク軽すぎ。
しかも、来てくださる企業重役、超有名企業の方。
ああ、素晴らしきかな、キャリア支援課。
過去のピレンに贈る言葉:目に光が。宿ってきたな・・・!
重役様と練習
ここで、最終面接をイメージして、志望動機とか、自己PRとか、研究内容を聞いてもらったんですよ。このときはだいぶ自信を取り戻していたからか、非常にうまくしゃべれた。
重役様「良いじゃない!まだ内定ないのが不思議だよ」
ピレン「・・・!!」
重役様「細かいけど、こういとことか直したらもっといいよ・・・(ありがたいアドバイスをいただく 以下略)」
今まで2社連続最終落ちていて、最終面接ってすごい未知の存在だったんですよ。
でもここで、本当の企業の重役に、フィードバックをもらえると、ものすごく自信になるし、方向性がはっきりするんですよ。あ、この方向に向かっていけばいいんだ、って。
過去のピレンに贈る言葉:もう大丈夫だよな?一人で立ち上がれるよな?
復帰戦
朝が来た。太陽の光、青い空、さわやかな風。全て新鮮だ。
大丈夫、よく眠れた。
さあ、行くぞ。
内定をとりに。
続く
以上、就活 体験談part2 ひらけ、キャリア支援課の扉、でした。
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ピレン